[白露]夏を惜しみながら、秋を迎え入れる
白露(はくろ)は、2019年は9月8日から秋分(2019年9月23日)までの期間です。
処暑が終わり、この日から仲秋になります。
草の葉に白い露が結ぶという意味で、夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたようです。
白露は短歌・俳句でも好んで詠み込まれています
二十四節気の「白露」は「はくろ」と読みますが、草木に付いた白く光ってみえる露(つゆ)のことも「白露」と書き、『しらつゆ』と読みます。 日本酒の名前にもありますね。
露は「はかないもの、すぐに消えてしまうもの」の象徴であり、古くから和歌、俳句にも詠み込まれてきました。
白露の うつくし過ぎて 散にけり
(正岡子規)
夏を惜しみながら、秋を迎え入れる
本格的な秋の到来を感じられる頃。
日中はまだ暑さが残りますが、朝夕が涼しくなり肌寒さも感じ始めます。
徒然草155段でも四季の移り変わりについて触れています。
「春暮れてのち夏になり 夏果てて秋の来るにはあらず。春はやがて夏の気をもよほし、夏よりすでに秋はかよひ、秋はすなはち寒くなり、十月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼみぬ。」
(口語訳)春が終わってから夏になり、夏が終わってから秋が来るのではない。春はそのまますぐに夏の気配を誘い、夏のころからもう秋はやってきており、秋はそのまま寒くなり、十月は小春の天気では、冬だというのに、草も青くなり梅のつぼみもふくらむ。(徒然草155段)
突然夏から秋になるのではなく、夏のなかに秋の気配を感じ迎え入れながら、徐々に四季が変わっていくのです。
小さな秋を少しずつ見つけながら、秋を迎え入れていきたいですね。
浴衣を着れなかった!夏を惜しむイベントもまだあります!
みなさんは、水着、浴衣など夏の思い出づくりはできましたか?
花火大会は7・8月の開催が多いですが・・・9月まで開催されている所もありますよ!
夕方が涼しくなるので、浴衣でも過ごしやすいのでおすすめです。
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